コンサートのマナーについて

 

どうも、勝田大吉です。

 

 

今回はコンサートに行き慣れていない人のために、コンサートに行く際のことを書こうと思います!

 

 

1,服装

たまーにコンサートに行くならしっかりした服装で!とか聞くんですが、全然そんなことないです!

上下ジャージや浮浪者の様な服、ギラギラ光るような装飾が沢山付いた服等でなければ、皆さんが普段着ているような私服で全然問題ありません!

ただ、少し動くだけでジャラジャラ言うようなウォレットチェーン等、音の出やすい装飾品はやめたほうがいいです。

筆者は一度、靴から頭髪まで全身真っ赤の、ファッションショーでも出るんか!ってような服の人が聴きに来ているのを見たことがあります笑

 

 

2,演奏中

 

たまに演奏中でも平気でガサガサ何かをいじっていたり、ソワソワ動いていたり、雑音が出ることを平気でやっている人がいます。

これは完全にマナー違反です。

 

演奏者側にも客席の音や人の動きってよく分かるんです。

やはり雑音がしたりチラチラ動いているものが見えると集中力は低下してパフォーマンスの質が下がる原因になってしまいます。

 

コンサートは演奏者がしっかり演奏してくれればいいでしょ、聴く側は勝手に聴きますよ、はあまりよくありません。

 

勿論演奏者側は場の空気を作ります。でもそれと同じくらい聴衆にも場の空気に対する影響力を持っています。

演奏は素晴らしいのにマナーの悪い人が携帯電話を鳴らしてしまったせいで完全にシラけてしまった場に遭遇したことが多々あります。

 

聴衆の聴く姿勢、心1つで最高の演奏も価値を無くしますし、決して上手いとは言えない演奏でも大きな感動を得ることが可能です。

それくらい、演奏会の質と聴衆の質は繋がりの深いものなんです。

(勿論、演奏者が最高の演奏会にするために努力した上での話ですよ!笑)

 

そう言う今では、リラックスして聴いて欲しいですがある程度の気構えは必要なのかもしれませんね。

 

 

最近筆者の行った演奏会で携帯電話が二回も鳴り、演奏は良かったのに完全に興醒めだったことがあったのでこの記事を書いてみました!

これを読んだ人が(僅かな人数でしょうが!笑)演奏会のマナーをしっかり守ってくれて、あわよくば伝播してくれるといいなぁと思います!笑

 

 

最後に、中学、高校の部活指導、ファゴットのレッスン、吹奏楽やオーケストラのエキストラ、ソロや室内楽の演奏等、お仕事多岐にわたり承っておりますので、何かございましたらコメント頂けると嬉しいです!

 

 

それではこの辺で!!

 

 

 

ファゴットの取り扱い説明書

 

どうも、勝田大吉です。

 

 

何事もそうですが、初心者のときって自分では右も左も分からない状況ですよね。

今日はそんな人達のために簡単ではありますがファゴットの取り扱い説明書を書こうと思います。

 

 

1,ファゴットの各部名称

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 ①ベル

②ロングジョイント

③テナージョイント

④ブーツジョイント

⑤ボーカル

⑥ハンドレスト

⑦U字管

 

以上が各管の名称になります!

どこかで使うことが必ずあると思うので覚えておくと便利です!

以下の記事ではこれらの名称を使います!

 

 

2,組み立て、分解の際に気をつけること

 

続いては組み立て、分解の際に気をつけることです。

 

①キーに強い負荷のかかる持ち方で組み立て、分解をしない

 

たまーに見かけることがあるのですが、とくに分解するときにキーをがっつり持ってしてる人がいます。

ファゴットは非常に繊細な楽器ですので少しのことで調整が狂ったり故障の原因になり得ます。

気をつけましょう!

 

スワブを詰まらせる

 

よくあることですが、これは大抵スワブがきちんと広がってない(一部が折りたたまれた)状態で通すことで詰まっているように思います。

スワブはきちんと広げて通しましょう!

 

③ボーカルについて

 

ご存知ない方も多いかと思いますが、ボーカルのコルク部分少上の管内に突起があるんです!!

管の中だし暗くてよく見えないので分からないですよね笑

中学、高校の備品等ではたまにこれが折れてるものを見かけます。

ボーカルにスワブを通したり手入れをするときはこれを念頭において細心の注意を払いましょう!

 

④ブーツジョイントについて

 

ブーツジョイントにスワブを通す際、コーティングされたテナージョイント側の管にだけスワブを通す人がいるのですが、実際コーティングされていないロングジョイント側の管にも水分がついています。

水分が付着したままにしておくと腐食やカビの原因になるので、最初に必ずロングジョイント側の管にスワブを通しましょう!

 

U字管は組み立ての際に必ず、コルク部分にグリスを塗りましょう!これは息漏れを防ぐためです。ネジもなるべくキツく締めましょう!

筆者の楽器はFoxなのですが、ネジに滑り止めが付いておらず手できちんと締めるのが難しいため、ドライバーで締めています笑

 

1日の練習が終わって片付ける際にU字管を外さずにスワブを通しておしまいにする人がいるのですが、きちんと水分を除去するためにもU字管は外して片付けましょう!

 

 

3,合奏等で自分が休みの時にありがちなこと

 

合奏をしていて自分が数小節間休みになったとき楽器をどうやって持っていますか?

結構見かけるのですが、楽器を完全に真横にして膝に乗せている人がいます。

これはぜっっったい!!!にやめましょう!!

ファゴットは吹いているとU字管に水分が溜まっていきます。

これを抜かずに横にするとどうなると思いますか??

そうです!!!ロングジョイントの方に流れていってしまうんです!!!

正確にはAsキーのホールから水が抜けていきます。

これによって管が腐り、カビがはえ、Asキーのタンポもダメになるのが早くなります。

僕の通っていた高校の備品もこれが原因でかなり大変なレベルで管が腐りカビがはえタンポがほぼ0に近いくらいすり減っていました…………笑

修理にとてもお金がかかりますし、やはり響などを損なってしまうので極めて注意しましょう!!

 

 

 

さらーっと思いつくことをつらつらと書いてみましたが、まだ何かあるかもしれません、思いついたら書き足します笑

何か楽器の扱いのことで質問のある方はコメント頂ければお答えします!

 

 

 

最後に、中学、高校の部活指導、レッスン、吹奏楽やオーケストラのエキストラ、ソロ、室内楽の演奏等、お仕事承っておりますので何かございましたらコメントで!

 

それでは!!

 

 

 

 

 

 

 

ファゴットソロの名曲

 

どうも、勝田大吉です。

 

ファゴット始めたばっかりのときって、何かソロの曲吹きたいなぁと思っても何を吹けばいいのか分からないし、曲も作曲家も知らないから調べるのも難しかったりしますよね!

僕も高校生の時そうでした……笑

 

なので今回はファゴットソロ定番の名曲をいくつか紹介したいと思います!

 

1,Vivaldi : bassoon concert e-moll RV484

ヴィヴァルディ : ファゴット協奏曲 ホ短調 作品484

 

まずは「四季」で有名なヴィヴァルディの協奏曲。

ヴィヴァルディは37曲のファゴット協奏曲を書いたと言われていますが(今現在)、その中でも特に人気のある曲です。

僕の卒業した音大では卒業試験でやる曲みたいな風潮があったなぁ…笑

非常に派手なバロック時代のロックって感じの曲です笑

 

 

2,Telemann : bassoon sonata f-moll

テレマン : ファゴット通奏低音の為のソナタ短調

 

ファゴットを始めたての人に勧めるとしたら大抵この曲と思われるくらい定番です。

作曲者はバロックの巨匠、テレマン

バロックといえばバッハという認識が割と一般的かと思いますが、当時はバッハよりテレマンの方が人気だったそうです!

 

 

3,Mozart : bassoon concert B-dur K.191

モーツァルト : ファゴット協奏曲 変ロ長調 作品191

 

続いては誰もが知っている天才作曲家、モーツァルトの書いた協奏曲。

コンサートで協奏曲やるとなったら大抵この曲ですし、オーディション等でもほぼこの曲ってくらいファゴット吹きなら誰でも知ってる超重要なレパートリーになっています。

モーツァルトが18歳の時に書いた作品で、元気はつらつとした明るく美しい曲です!

筆者のファゴットソロで1番好きな曲です笑

 

 

4,Weber : bassoon concert F-dur op.75

ウェーバー : ファゴット協奏曲 へ長調op.75

 

次はドイツ国民オペラを確立したウェーバーファゴット協奏曲です。

この曲もモーツァルトと並ぶほど、ファゴットの超重要なレパートリーです!

英雄的で堂々とした行進曲風の1楽章、ウェーバーらしい非常に甘美でドラマティックな2楽章、高度なテクニックが求められるヴィルトゥオーゾな3楽章からなっています。

 

 

5,Weber : Andante and Rondo Ungarese op.35

ウェーバー : アンダンテとハンガリー風ロンド op.35

 

同じくウェーバーのアンダンテとハンガリー風ロンド。

この曲はもともとヴィオラの為のレパートリーなのですが、ウェーバー本人の編曲なのでファゴットのレパートリーとして扱わせて頂きます。

協奏曲とは打って変わって非常にロマン派的な旋律の曲です。

Andante部分はc-mollでウェーバー短調ならではの激しさと美しさを兼ね備えた曲で、Rondo部分はC-dur、最後に超絶技巧的な見せ場がある名曲です!

 

 

6,saint=saens : Bassoon sonata G-dur op.168

サン=サーンス : バスーンソナタ ト長調 op.168

 

6曲目はフランスの天才、サン=サーンスソナタです。

サン=サーンスといえば動物の謝肉祭や死の舞踏、バッカナール等を聴いたことがあるかもしれません。

前項までのドイツ音楽(ヴィヴァルディを除く)とは全く異なる、流麗な旋律的の非常に美しい曲です。

ファゴットのフランス物と言ったらこの曲っていう重要なレパートリーの1つです!

 

 

7,Pierne : Solo De Concert op.35

ピエルネ : 演奏会用独奏曲 op.35

 

同じくフランス人作曲家、ピエルネの演奏会用独奏曲です。

フランスのかっこいい曲がやりたい!と思ったらこの曲がおすすめ!

派手で聴き映えするので、僕の出た音大ではオケの選抜がかかった1年生の後期試験に持ってくる人が多かったです笑

 

 

結構挙げましたがファゴットのレパートリーはまだまだ沢山あります!

尚、今回挙げた曲はオケ伴奏の物も多くありますが全てピアノ伴奏の楽譜が出版されていますのでご心配なく!

そのうち無伴奏の定番とかオケ曲のファゴットが目立つ曲とかも紹介出来ればなぁと思います。

YouTubeとかで検索するときはFagottではなく、Bassoonで検索した方がヒットしますよ!

 

 

 

中学、高校の部活指導、ファゴットのレッスン、吹奏楽、オーケストラのエキストラや室内楽、ソロのステージ等、お仕事承っております!

なにかありましたらコメントで!

 

では今日はこの辺で〜〜

 

 

 

 

 

 

楽器を吹く時の身体のこと

どうも、勝田大吉です。

 

昨日寝違えた首がまだ痛い……

首の右側が痛いんだけど、これが右腕で窓を開けたり物を持ったり…動かすだけで痛むんです。

一見全然関係なくね?って思うんですけど、実は腕の筋肉と首の筋肉ってつながってるんです!

試しに肩から腕にかけてグッ!と力を入れてみれば首にも若干力が入るのが分かると思います。

 

 

なので、楽器を吹く時にも腕や肩に力が入っていると喉にも力が入ってしまい太く美しい音色は出せないわけですね。

 

楽器を吹く時に何か身体的なことで上手くいかないことがある場合は、上手くいかない部分からどんどん関係のある部分に問題が無いかをチェックすることで解決の糸口が見つかるかもしれません。

 

例えば指がうまく回らない……

ってよくあることだと思うんですけど

そしたら肩が必要以上に力んでないかな?ってチェックする訳です。

指を動かす司令塔は肩ですので、肩が力んでいてはスムーズなフィンガリングは望めません。

(もちろん、練習不足の場合は除きますよ!笑)

 

同じような関係性が身体の至る所で見られます。

アンブシュアや喉が必要以上に力んでしまう……

ってのはお腹がきちんと使えてないからとか……

(これももちろんリードが重いだけの場合もあります。)

 

頭では分かっていても実際腕と首の筋肉が繋がってるなんて体感することは中々無いですから、今回寝違えたのもいい機会かも……笑

 

皆さんも練習してるときに何か問題にぶち当たったらこの記事を思い出して考えを巡らせてみてくださいね!

何か助けになるかもしれません!

 

 

 

中学、高校の部活指導、ファゴットのレッスン、オーケストラのエキストラ等、お仕事承っております。

何かございましたらコメントで!

 

それでは今日はこの辺で!

 

クラシック、主にファゴットのブログ まずは自己紹介

はじめまして。

幼稚園ぶりに寝違えて一日中首が痛かった

都内某音大に通うファゴット吹きの勝田大吉です。

 

このブログではその日聴いた音楽や、練習やレッスンを通して思ったこと、考えたこと、自分の意見を綴っていく予定です。

 

ブログを書くにあたってまずは自己紹介でも………

 

1994年北海道函館生まれ、千葉育ち。

小学校から中学卒業まで剣道に明け暮れ、高校入学時に音楽を始める。

オーケストラ部でヴァイオリンを弾きたかったが人がいないという理由でファゴットを始める。

2016年、練馬新人オーディション木管部門にて優秀賞(2位)受賞。

同新人演奏会にて東京フィルとウェーバーファゴット協奏曲を共演。

M音大を首席で卒業。

M音大卒業演奏会及び音楽学部新人演奏会に出演、2017年ヤマハ新人演奏会に出演予定。

シュテパン・トゥルノフスキー、ベンツェ・ボガーニ両氏のマスタークラスを受講。

ファゴットを森純一、岡崎耕治、水谷上総に、

室内楽を三倉麻実に師事。

現在TG大学音楽学部別科に在籍。

 

なるべくマメに更新していこうと思うので、よろしくお願いします!