ファゴットの取り扱い説明書

 

どうも、勝田大吉です。

 

 

何事もそうですが、初心者のときって自分では右も左も分からない状況ですよね。

今日はそんな人達のために簡単ではありますがファゴットの取り扱い説明書を書こうと思います。

 

 

1,ファゴットの各部名称

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 ①ベル

②ロングジョイント

③テナージョイント

④ブーツジョイント

⑤ボーカル

⑥ハンドレスト

⑦U字管

 

以上が各管の名称になります!

どこかで使うことが必ずあると思うので覚えておくと便利です!

以下の記事ではこれらの名称を使います!

 

 

2,組み立て、分解の際に気をつけること

 

続いては組み立て、分解の際に気をつけることです。

 

①キーに強い負荷のかかる持ち方で組み立て、分解をしない

 

たまーに見かけることがあるのですが、とくに分解するときにキーをがっつり持ってしてる人がいます。

ファゴットは非常に繊細な楽器ですので少しのことで調整が狂ったり故障の原因になり得ます。

気をつけましょう!

 

スワブを詰まらせる

 

よくあることですが、これは大抵スワブがきちんと広がってない(一部が折りたたまれた)状態で通すことで詰まっているように思います。

スワブはきちんと広げて通しましょう!

 

③ボーカルについて

 

ご存知ない方も多いかと思いますが、ボーカルのコルク部分少上の管内に突起があるんです!!

管の中だし暗くてよく見えないので分からないですよね笑

中学、高校の備品等ではたまにこれが折れてるものを見かけます。

ボーカルにスワブを通したり手入れをするときはこれを念頭において細心の注意を払いましょう!

 

④ブーツジョイントについて

 

ブーツジョイントにスワブを通す際、コーティングされたテナージョイント側の管にだけスワブを通す人がいるのですが、実際コーティングされていないロングジョイント側の管にも水分がついています。

水分が付着したままにしておくと腐食やカビの原因になるので、最初に必ずロングジョイント側の管にスワブを通しましょう!

 

U字管は組み立ての際に必ず、コルク部分にグリスを塗りましょう!これは息漏れを防ぐためです。ネジもなるべくキツく締めましょう!

筆者の楽器はFoxなのですが、ネジに滑り止めが付いておらず手できちんと締めるのが難しいため、ドライバーで締めています笑

 

1日の練習が終わって片付ける際にU字管を外さずにスワブを通しておしまいにする人がいるのですが、きちんと水分を除去するためにもU字管は外して片付けましょう!

 

 

3,合奏等で自分が休みの時にありがちなこと

 

合奏をしていて自分が数小節間休みになったとき楽器をどうやって持っていますか?

結構見かけるのですが、楽器を完全に真横にして膝に乗せている人がいます。

これはぜっっったい!!!にやめましょう!!

ファゴットは吹いているとU字管に水分が溜まっていきます。

これを抜かずに横にするとどうなると思いますか??

そうです!!!ロングジョイントの方に流れていってしまうんです!!!

正確にはAsキーのホールから水が抜けていきます。

これによって管が腐り、カビがはえ、Asキーのタンポもダメになるのが早くなります。

僕の通っていた高校の備品もこれが原因でかなり大変なレベルで管が腐りカビがはえタンポがほぼ0に近いくらいすり減っていました…………笑

修理にとてもお金がかかりますし、やはり響などを損なってしまうので極めて注意しましょう!!

 

 

 

さらーっと思いつくことをつらつらと書いてみましたが、まだ何かあるかもしれません、思いついたら書き足します笑

何か楽器の扱いのことで質問のある方はコメント頂ければお答えします!

 

 

 

最後に、中学、高校の部活指導、レッスン、吹奏楽やオーケストラのエキストラ、ソロ、室内楽の演奏等、お仕事承っておりますので何かございましたらコメントで!

 

それでは!!